いよいよ3日後に迫ったプロ野球ドラフト会議、その運命の日を待つ2人の選手を紹介します。
神村学園の今岡拓夢選手と早瀬朔投手です。
ドラフトを前に今の心境を民辻アナウンサーが聞きました。
神村学園高等部、野球部。
グラウンドには大きな目標に向けて汗を流す2人の姿がありました。
今岡拓夢選手と早瀬朔投手です。
2人は投打の中心として2025年の夏の甲子園に出場。
その後、18歳以下の日本代表に選出され、海外遠征にも参加しました。
2人は、9月16日プロ志望届を提出しました。
神村学園・今岡拓夢選手(3年)
「プロ野球選手になるのがずっと夢で」
Q.ドラフト前の心境は?
神村学園・早瀬朔選手(3年)
「やはりドキドキというのはあるが楽しみでもある」
今岡選手は広角に強い打球を飛ばす内野手で、前チームではキャプテンとしてチームを引っ張りました。
2024年の夏の甲子園では5試合で3本のタイムリーヒットを放ち、2年連続のベスト4進出に貢献しました。
今岡選手
「強い球をはじき返せる力を課題として常に練習に取り組んでいる」
プロ野球で使用する木製バットでも打球を遠くまで飛ばせるよう、体作りやボールを芯で確実に捉える技術を磨いてきました。
今岡選手
「上のレベルになると、早い真っ直ぐであったり、キレのある変化球などがある。その中でも芯でミートして打たないと(強い打球を)打てない」
そんな今岡選手にプロへの思いを聞きました。
今岡選手
「早くプロ野球選手になりたいという思いがあったので、高校生でもプロで通用する技術とか体力を身につけてきた。自分が行くか行かないかは決められないので、信じるしかないんですけど、ドラフト会議までしっかり練習して、いつでもプロの世界に飛び込める準備はしておきたい」
そして、もう1人、早瀬朔投手。
最速150キロのストレートとキレのあるスライダーが持ち味です。
2024年の夏の甲子園準々決勝では、2対2の同点の場面で4回からマウンドに上がり、勢いに乗っていた相手打線を押さえ込み、逆転勝利に貢献しました。
そんな早瀬選手にどのような体作りをしているのか聞いてみると。
早瀬選手
「1日ご飯を6食」
民辻弘平アナウンサー
「6食!?」
早瀬選手
「朝ご飯を食べて、昼と朝の間の10時にもう1回食べて、12時に食べて(午後)3時に食べて、(午後)6時に食べて、夜食を食べたりしています」
凜々しい表情で語る早瀬選手。
プロへの熱い思いを口にしました。
早瀬選手
「自分自身早くプロの舞台でプロの選手と一緒に技術だったりを上げていって、練習も毎日野球ができる環境なので、そういう環境の中でもっとレベルアップしたい」
2人の目標はプロで活躍をすること。
だからこそ引退した後もグラウンドで汗を流し、運命の日を待っています。
鹿児島県内の高校生では4人がプロ志望届を出しています。
プロ野球ドラフト会議は10月23日午後4時50分に始まります。