JR大分駅前の再開発についてです。

20日、新たにコワーキングスペースや貸し会議室を備えた複合施設がオープンしました。

大分県大分市のJR大分駅前にある旧JTB大分ビルにオープンしたのは「TKP fabbit大分駅前」です。

貸し会議室大手のTKPが運営を行うもので20日は完成を記念した式典が行われました。

◆甲斐菜々子記者
「貸会議室は企業の研修やセミナー、イベントなど様々な用途で利用ができるということです」

建物の2階には県内外の企業や団体が利用できる5つの会議室が備えられています。

また、1階には有料のコワーキングスペースが設置されていて個人でも利用することができます。

さらに、このTKPが手掛けるのが複合施設の隣に建設されているアパホテルです。工事はいよいよ最終段階を迎えています。地上12階建て、255室の客室を備え、最上階には温泉の大浴場が設置されるということです。

オープンは12月3日に迫っています。


20日完成した複合施設の利用者をホテルに取り込んでいきたい考えです。

◆TKP 河野 貴輝社長
「宿泊と会議室をセットにすることで、国内の企業が来られる、泊まり込み研修ができて楽しめる空間を作っていきたい」

JR大分駅前では、大型の開発が相次いでいて、街の姿が今、大きく変わりつつあります。

アパホテルから駅のロータリーを挟んで反対側の大分市末広町でも再開発事業が進んでいます。

およそ5000平方メートルの土地にマンション2棟が建設されます。

◆TOS小野真奈美記者
「こちらの囲いの向こう側では地上27階建てのタワーマンションの建設が進んでいて来年2月下旬の販売開始を予定しているということです」

1億円を超える部屋も販売される見込みだというタワーマンションの名称は「プレミストタワー大分」。
分譲住宅のほか1階と2階は飲食店などが入る商業フロアになるということです。

現場では、工事が着々と進められていて1LDKから4LDKの217戸が入ります。今後、モデルルームを公開し2026年2月下旬に販売を開始。完成は、2027年9月の予定です。

一方、その隣で建設が進むのが地上14階建てのマンション「イニシアグラン大分駅前」です。

主に高齢者がターゲットです。

◆長谷工アーベスト鈴木勝博さん
「こちらがリビング。こちらが緊急コールボタン。ボタンを押すと、コンシェルジュにつながり、駆け付けが行われる」

現在公開中のモデルルームです。1LDKと2LDKの72戸を備えるこちらのマンションには、部屋の各所に緊急ボタンが設置されています。また、天井には、見守りセンサーもついていて長時間通らないとコンシェルジュや警備会社に連絡がいき安否を確認してくれるなど高齢者が安心して暮らすことができるさまざまな配慮が施されています。

◆長谷工アーベスト鈴木勝博さん
「だいたい60代から70代をメインのターゲットにしていて将来的な不安を抱える人には合うマンションになっている」

部屋の価格は3000万円から6000万円台。8月のモデルルーム公開以降、400件を超える問い合わせが来ていて反響は大きいということです。

今週末から販売が始まり完成は2027年2月の予定です。

変貌を遂げようとしている大分市の玄関口。今後、どのようなにぎわいが生まれるのか注目です。

テレビ大分
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