注目の自民党・高市総裁と日本維新の会・吉村代表、藤田共同代表との会談は、予定より少し遅れて、20日午後6時10分ごろから始まりました。
高市総裁は緊張した表情。
吉村代表は真っすぐにカメラを見据えていました。
自民党・高市総裁:
失礼致します。吉村代表・藤田共同代表はじめ、日本維新の会の皆さまには、国家観を共にする政党として、真摯に、大変長時間にわたる政策協議に対応していただき、誠にありがとうございました。ぜひとも今日を一つの起点として、日本経済を強くしていく。そしてまた日本の国の形を未来の世代に責任を持てる。そういう形に変えていく。その取り組みをできることをとても楽しみにいたしております。どうかよろしくお願いいたします。
日本維新の会・吉村代表:
高市総裁、また麻生先生、そして他の自民党の先生方、このたび本当に有り難うございます。我々日本維新の会、まだまだ数の少ない弱小政党でありますが、御党と国家観、そして日本を強くしたいという思いを一つにしているというふうに思っている。この間、高市総裁と話をさせていただいて、強い熱量でこの日本を前に進めるんだという思いを私も強く受けました。我々も改革政党として、これまで掲げてきた改革、それをさらに前へ進めて、日本をよくしたいという思い、これは一緒だと思います。いま1票も持たない子どもたちが大人になった時に、この日本、本当によかったなというふうに思ってもらえるような国を一緒に作っていきたいと思いますので、総裁どうぞよろしくお願いします。このたびは有り難うございます。
その直後、テーブルには連立政権の合意書。
維新が求めた政策項目についての合意内容が記載されています。
そこに高市総裁が署名し、吉村代表らも署名。
先週15日から3回目となった自民党と日本維新の会の党首会談は、開始から約5分ほどで連立政権の正式合意が交わされました。
カメラが退出する直前、高市氏と吉村氏は固い握手を交わす様子が捉えられました。
このニュースについて、フジテレビ政治部の高田圭太デスクとお伝えします。
――共同会見についてどう見ましたか?
両党首が日本を強くしていくという意向を強調したうえで、閣内なのか閣外協力なのかという点について吉村代表が、今後、閣内に入れるよう力をつけていきたいという言葉で閣外、今回は閣僚は出さないと説明しました。やはり党としての力、そして人材面でやや不安があったというところも恐らく閣外協力の理由だったことを示唆した形ですね。今回はとりあえず閣外でという意思表明だったと思いました。