仙台市太白区に住む70代の女性が、総額およそ3億6000万円をだまし取られました。県内の特殊詐欺事件では、過去最大の被害額です。
警察によりますと、太白区に住む無職の70代女性の自宅の固定電話に、今年7月5日、「2時間後に電話が使えなくなる」といった内容の自動音声電話がありました。
その後、警視庁の警察官を名乗る男に電話がつながり、「あなた名義の携帯電話が犯罪に使われている」「犯罪に関わっていないか確認するため、全財産を警察と金融庁で調査する」などと言われました。
話を信じた女性は、金18.6キログラム、時価総額3億4800万円相当と、現金およそ1040万円、総額およそ3億6000万円をだまし取られたということです。