全国各地でクマの被害が相次ぐ中、岩手県では18日に保育園の敷地内に現れ、映像が撮影されました。
岩手・奥州市の保育園で撮影された映像に映っているのは、すべり台など園庭の遊具のすぐそばにいる黒い姿の子グマです。
辺りを警戒するようなそぶりも見せずフェンス沿いを走り、一時、居座りました。
この時、園内には園児1人と職員がいましたが、部屋の中にいて事なきを得ました。
子グマはその後、園の外の林のある方へと逃げていったということです。
また、秋田・仙北市では、散歩をしていた40歳の男性がクマに襲われ、頭や手足などけがをしました。
クマの行方は分かっておらず、警察などが警戒を続けています。
秋田県では大仙市でも、自宅の庭の手入れをしていた73歳の女性がクマに襲われ、頭や顔にけがをしました。
一方、群馬・みなかみ町でも午後1時半過ぎ、「男性がクマに襲われた」と通報がありました。
男性は森の中の沢沿いでキノコを採っていたところをクマに襲われ、顔などをツメで引っかかれてけがをしたということです。