次の首相を巡る激しい駆け引きは15日、ついに党首同士の直接会談になりました。
午後2時、自民党の高市総裁と野党第1党の立憲民主党の野田代表が会談。
自民党・高市総裁:
(野田代表に)来たる首相指名選挙に出たい旨、ご理解を賜りたい旨を申し上げました。
そして午後3時過ぎ、高市総裁は鍵を握る国民民主党の玉木代表と会談。
玉木代表は午後4時から、野党共闘を呼び掛ける立憲民主党の野田代表、さらに日本維新の会の藤田共同代表を交えた3党による党首会談を行う予定です。
相次ぐトップ会談を前に玉木代表は15日朝、フジテレビの「サン!シャイン」に出演。
番組中、「野党が共闘して首相候補を一本化することが現実的か」と問われると、〇と×両方の札を上げた玉木氏。
さらに「立憲より自民と組みたいか」という質問にも、〇と×どちらも上げました。
国民民主党・玉木代表:
午後、党首会談を各党とやるのでそれ次第。“政策の一致”を我々は重視している。
一方、旧民主党時代に玉木氏の先輩だった立憲の安住幹事長は「政策実現の話ばかり持ち上げて…ワイドショーとか出してるんでしょ、玉木くん。でも忘れちゃダメだよ、政治とカネの問題、解決してないんだから」と述べ、さらに首相指名選挙に向け、「政局のドラマの始まりと思っている。私どもが本気でいま数集めしている」と述べました。
一方、自民党の高市総裁は14日に「自民党の総裁にはなったけど、首相にはなれないかもしれない女と言われているかわいそうな高市早苗ですが、首相指名のその瞬間まで、ギリギリまであらゆる手を尽くす」と述べました。
高市氏はこのあと、日本維新の会の藤田共同代表、そして大阪から駆け付けた吉村代表と会談。
次の首相の座を巡り、各党の動きが活発化しています。