福岡県須恵町で偽造した教員免許状の写しを提出した疑いで逮捕された男が、今年の春まで隣接する篠栗町の小学校に勤務していたとみられることが分かりました。
13日逮捕された中学校補助教員の近藤正仁容疑者(66)は今年1月、須恵町の採用試験で偽造した教員免許状の写しを提出した疑いが持たれています。
近藤容疑者は4月から須恵町の中学校で勤務していましたが、その直前までの約4年間は隣接する篠栗町の小学校に勤務していたとみられることが新たに分かりました。
篠栗町などによりますと近藤容疑者とみられる人物は、教員免許が不要な児童の見守り業務などに従事していましたが、採用の過程では“免許”を提示し免許を持たない人よりも高い給与を得ていたということです。
捜査関係者によりますと篠栗町の採用試験を受けた当時も正式な免許は持っていなかったとみられ、警察は近藤容疑者が篠栗町でも偽造免許を使った疑いがあるとみて詳しく調べています。