10月10日朝の山陰地方はこの秋一番の冷え込みとなったところが多く、島根県美郷町では、山間に秋の深まりを告げる幻想的な光景が広がりました。
朝日を浴びて広がった幻想的な光景…。
島根県美郷町にある田之原展望台から望む雲海です。
周囲を山に囲まれた地形のため、秋から冬にかけての晴れて風が弱いことなど条件が揃うと現れます。
広島県の三次側と美郷側との標高差によって、発生した霧が山を越えて滝のように流れ下り、雲海の壮大さを増しています。
10日朝の山陰地方は晴れて放射冷却現象で気温が下がり、最低気温は、日南町茶屋で10.2℃、邑南町瑞穂と飯南町で10.9℃など、山陰両県29の観測地点のうち22の地点で今シーズン一番の冷え込みとなりました。
美郷町はインターネットで「雲海予報」を発表していて、11日も10日と同じ60%の確率で雲海が発生する見込みだとしています。