新アリーナの構想を掲げているバスケットボールBリーグ「レバンガ北海道」とサッカーJリーグの「北海道コンサドーレ札幌」がタッグを組んだ。
明らかになった夢のアリーナ構想が目指すものとは。
日本代表、富永選手の加入で盛り上がる「レバンガ北海道」。
J1復帰を目指して奮闘中の「北海道コンサドーレ札幌」。
10月7日に連携協定を結んだ両チームのオーナーが将来、アリーナとサッカースタジアムを一体化した複合施設を建設したいと夢の構想を明らかにした。
両者が思い描く姿は、すでに視察した長崎県にあった。
2024年10月に開業した「長崎スタジアムシティ」は、敷地面積7万5000平方メートルの中にサッカースタジアムやアリーナはもちろん、スポーツ観戦しながら料理が味わえるレストランや絶景が見える足湯などを設けた温浴施設。
さらに日本初のサッカースタジアム上空を滑走するジップラインなどアクティビティも充実している。
またホテルやオフィス、キャンパスなども併設され、さながらニュータウン誕生となった。

レバンガ×コンサドーレの新構想―候補地はどこに?
2025年6月、レバンガ北海道のオーナー・小川氏は、新アリーナの建設候補地を1年以内に選定する方針を表明した。
「札幌駅周辺の非常に利便性の高いところにアリーナをつくり、街の飲食店も『試合楽しみだね』と盛り上がりながら街が新しく作られるぐらいの規模をレバンガとしてもチャレンジしていきたい」(レバンガ北海道 小川嶺オーナー)
札幌市内のJR苗穂工場周辺や中島公園などを念頭に、1万人以上収容の施設をつくると明言していた。

新たな本拠地建設に意欲を示すコンサドーレの石水社長と意気投合し、夢の複合施設の構想が膨らみ始めた。
いったいどんな形でどこに実現するのか、期待は高まるばかりだ。
