8日、国交省の事務次官が佐賀を訪れ山口知事と面談し、九州新幹線長崎ルートの今後などについて意見を交わしました。
8日、国交省の水嶋智・事務次官と山口知事が佐賀市のSAGAアリーナで約1時間半にわたって非公開で面談を行いました。
その後佐賀市内で取材に応じた水嶋事務次官は、九州新幹線長崎ルートについて山口知事と意見交換したと明かし、新鳥栖ー武雄温泉間をフル規格で整備する場合の今後の議論について次のように述べました。
【国土交通省 水嶋智事務次官】
「佐賀の新幹線整備についての最大のネックがもし、佐賀県の負担分ということであるのならばそれを1つの課題として、テーブルの上に乗せてしっかりと議論していく必要があるんだろう。佐賀の皆さんのことあるいは佐賀のプロジェクトについて常に問題意識を持ってまいりました。そういう気持ちで、これからも山口知事と話し合いを続けてまいりたい」
九州新幹線長崎ルートをめぐり、佐賀県は多額の費用負担などを理由に佐賀駅を通るフル規格での整備に反対しています。
一方、今回の面談について山口知事は
【山口知事】
「財源の問題で今のスキームでは難しいということについては、ある程度共有できているのでは。ルートについては先がまだ見いだせない。まだ意見交換が必要なのかなということで一致したのかな」