実りの秋鈴なりに実った緑色の果実ユズでもブシュカンでもありません。宿毛市で収穫シーズンを迎えている「幻のかんきつ」直七です。

たわわに実った丸いかんきつ。「直七」です。宿毛市野地の農園では9月下旬から収穫作業が始まりました。地元で「直七」の加工を手掛ける「直七生産」では10ヘクタールほどの敷地に9000本の木を植え管理しています。

2024年はカメムシの被害を受け収穫量が平年の約2割に減少しましたが2025年は例年並みで豊作だということです。農園で取れた直七は果汁を搾り、酎ハイやポン酢などに加工されていきます。生産量が少なく「幻のかんきつ」と呼ばれる「直七」。数は限られるものの加工品として県の内外に出荷されるということです。

直七生産・三松義高 社長:
「今の時期ちょうどサンマの時期でもありますしそういったものにかけながら楽しんでいただけたら」

三松社長は現在個別に栽培している宿毛市内の生産者を一つのグループに束ねるなどして生産量拡大を図っていきたいとしています。直七の収穫は11月中旬まで行われます。

高知さんさんテレビ
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