ノーベルウィーク3日目、化学賞の発表があり、京都大学理事の北川進さん(74)ら3人の受賞が決まりました。
フジテレビ・中本智代子解説副委員長とお伝えします。
日本人としては吉野彰さん以来、6年ぶり9人目。
2025年は日本人2人目で、坂口先生に続いて2人目、京都大学の北川理事の受賞が決まりました。
そのほかに2人、あわせて3人の共同受賞になります。
北川進さんの受賞内容ですが、ナノサイズの隙間のある物質を作る手法を開発されたということで、有害物質の除去や次世代エネルギーとして期待される水素の貯蔵に道を開いたということです。
6日、ノーベル生理学・医学賞に坂口志文さんが選ばれて、8日は北川さんということで、続々と日本の皆さんが選ばれています。
物理学賞の受賞者が日本人は一番多いので、一番可能性が高いとも言われていたんですが、化学賞の受賞が決まりました。
今回受賞が決まった北川進さんですが、2011年に紫綬褒章を受章。
さらに2023年にはロンドンで設立された歴史ある学術団体である英国王立協会の外国人会員にも選ばれたということです。
あとは今後の環境問題にも役に立つと言われているCO2、二酸化炭素の貯蔵に役に立つ研究をされているので、これから、いろいろこの分野で広がっていくんじゃないかと期待されています。
北川進さんは1951年生まれで、ずっとナノサイズの隙間のある物質を作る研究をされていて、それが実ったという形ですね。
そして、次世代エネルギーとして期待される水素の貯蔵という道も今後、開いていくかもしれません。