世界情勢が不安定となる中、福山市の港でテロ対策訓練がおこなわれ、海上保安庁や警察など関係機関が連携を深めました。


訓練は海上保安庁や警察、税関など関係機関からおよそ90人が参加し、不審な小型船が港付近で発見された想定で行われました。

<訓練・警告音>

「前方の船舶危険な航行をやめ、ただちに停船せよ。ただちに停船せよ」

海上保安庁の巡視艇は不審な船を追跡し止めさせますが、相手から発砲されたため正当防衛として射撃。

相手が投降したところで不審船に乗り移って制圧しました。

また、岸では貨物船から降りてきた不審人物の荷物を県警の爆発物処理班が回収する手順も確認しました。


訓練はアメリカ同時多発テロ事件をきっかけとした法改正を受けて2004年に始まり、今回で21回目です。

【尾道海上保安部・黒岩真一部長】
「日本においてもテロがないとは言い切れないという状況ですので、今後も気を引き締めて関係機関と連携して訓練に励んだり水際を守っていきたいと考えております」

訓練は今後も定期的に行われるということです。

テレビ新広島
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