米子市の鳥取大学附属病院に、地域の人も出品できるチャレンジショップがお目見えしました。
病院を訪れる人の憩いの場を作り、病院と地域をつなぎます。
米子市の鳥大附属病院に10月オープンしたチャレンジショップ「ハナサキ・テラス」。
2024年に閉店したコンビニの跡を活用しています。
10月7日は、鳥取大学の農学部が一日限定で出店。
とれたての新米と季節の味覚・梨が並びました。
コメは研究で栽培されたもの、梨は赤ナシと洋ナシをかけあわせた新品種の「爽甘」。
用意した30袋あまりが、20分ほどで完売しました。
鳥取大学農学部・木原奈穂子准教授:
「農村地域と農産物と人とをつなぐ場として、病院というところが活用できたらいい」
大学の「アンテナショップ」の役割も担いそうです。
広さは82平方メートル、飲料の自動販売機が設置されているほか、平日には弁当を販売、休憩所として誰でも利用できます。
買い物した人:
「近くで働いているので、便利に感じます」
鳥取大学・藤原和典教授:
「病院を利用される皆さんが、ぶらっと立ち寄っていただいてくつろげる場、癒される空間にしたい」
チャレンジショップへの出展料は原則無料で、10月は、ハンドメイド雑貨やベビー用品の店が4回開かれるということです。
鳥大病院では、このスペースを利用者の利便性向上や大学、病院と地域をつなぐ場として活用していきたいとしています。