9月18日午前1時半ごろ、茨城・土浦市の住宅街で目撃されたのは、忍び足で民家の敷地に侵入する人物。
その直後、自転車を盗んでいく姿が記録されていました。

住人は「怖かった。気持ち悪い」と話します。

センサーライトが反応し、光に照らされた人物。
一瞬、防犯カメラの方を見たものの、歩みを止めることなく庭の奥へ。

2分後、別のライトが光ると怪しく動く影が。
そして、堂々と自転車を押して歩く姿が映っていました。

住人によりますと、40代くらいの男とみられ、面識はないといいます。

盗まれたのは2カ月前に買ったばかりの約10万円のマウンテンバイク。
高校受験を控えた、中学3年の息子の誕生日祝いでした。

住人:
(息子は)大事に乗っていて、メンテナンスもしていた。いい大人のおじさんが狙いを定めて盗んだことがすごくショックと。

“狙いを定めて”と語った住人。
ある恐怖を感じているといいます。

住人:
下見をしていると思う。深夜1時半に知らない家の車庫に自転車があるのを知る人はいない。息子が車庫に入れるところを見ないと、狙いを定められない。

被害に遭った家は行き止まりの道沿いにあり、普段、住人以外は通ることがないといいます。

ところが犯人は、真夜中に現れ、脇目も振らず敷地内に侵入。
迷うことなく庭の奥に進みました。

そこにあったのは、扉が閉まっていたテントタイプのガレージ。
犯人は中に自転車があることを知っていたのでしょうか。

住人は警察に被害届を提出したということです。