大規模災害における断水に備え、いざというときの生活用水を確保しておこうと、鳥栖市の小学校で防災用の井戸を掘る工事が進められています。

鳥栖市では地震などの大規模災害時における断水に備えて、今年度中に市内8つの小学校に防災用の井戸を掘る計画を進めていています。
このうち弥生が丘小学校では、災害時に避難所として使われる体育館のそばに井戸が設置される予定で、専用のドリルで地面を掘り進める工事が6日から始まりました。
井戸は電気を必要としない昔ながらのもので、子どもの力でも手動ポンプで地下水をくみ上げることができます。

【鳥栖市役所総務部総務課 村上敏章防災対策監】
「少しでも被災された方々がですね、心地よく暮らせるようにまずは井戸ではありますけれども、できることを着実に進めてまいります」

鳥栖市によりますと普段は井戸の水を花壇の水やりなどに使ってもらうなどして、児童の防災意識啓発にもつなげたいということです。

サガテレビ
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