続いては総裁選に関するニュースです。先週末に行われた、自民党の総裁選挙で高市早苗さんが選出されました。県内の党員票も高市さんが最も多い結果となりましたが、県民や各政党からはさまざまな声が聞かれました。
4日行われた自民党の総裁選挙。
高市前経済安全保障担当大臣と小泉農水大臣の決選投票の結果、29票差で高市さんが新しい総裁に決まりました。
【新総裁 高市早苗氏】
「人数少ないですしもう全員に働いていただきます、馬車馬のように働いていただきます、私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます、働いて働いて働いて働いてまいります」
日本初の女性総理大臣の誕生が見込まれる中、県民からは期待の声や要望などが聞かれました。
【男性】
「強い日本にしてくれそうですよね」
【女性二人組】
「信念があって頼もしい人だと思っています」
「同じ女性としてすごく期待しています」
【男性】
「これからの世代の教育に力を入れていただきたいなと」
【女性】
「もう少し減税をしていただけるとですね、生活の方も潤うと思いますので頑張っていただけると助かると思います」
【男性】
「平和からちょっと遠のいていくような気がしてならないんですけれども、そうならないことを祈る」
自民党佐賀県連は今回の総裁選について、県内の党員らによる「党員票」で高市さんが最も多く票を獲得したことを明かしたうえで、トップの交代による支持の回復に期待を寄せました。
【自民党佐賀県連 藤木卓一郎幹事長】
「積極財政・保守の回帰という意味において、失われた支持の回復に向けて大きな原動力になると期待している」
また連立を組む公明党県本部の中本正一代表は。
【公明党県本部 中本正一代表】
「自公がまず基本という風に思っていただいておりますので、しっかりそこで政策をすり合わせていく、政策合意を進めていく、で、この政策の中心となってくるのが、私たちの受け止めとしてはまずは政治とお金の問題をしっかりやっぱりけじめをつける」
一方、立憲民主党県連の徳光清孝事務局長は懸念を示しました。
【立憲民主党県連 徳光清孝事務局長】
「女性の活躍のという点では大変良かった、右よりの発言・言動が多いですから、それをそのまま政治に持ち込むならば、国民の分断と対立というのを煽りかねない」
また、共産党県委員会の上村泰稔委員長は。
【日本共産党県委員会 上村泰稔委員長】
「当選された後の記者会見もみましたけども、期待できないなというのが率直な感想です、より軍拡や右翼的な流れが強まってしまうのではないか」
今後臨時国会で総理大臣指名選挙が行われ、高市さんが総理大臣に選出される見通しです。