越前市村国の靴卸「松原商事」が福井地裁から破産手続き開始決定を受けたことが分かりました。負債総額は約7300万円の見込みです。
民間の調査会社・帝国データバンク福井支店によりますと、同社は1946年(昭和21年)創業の靴卸業者で、県内の大手ホームセンターや専門店などに低価格のスニーカーや長靴などを販売していたほか学校用シューズも販売し、1993年8月期には年間約3億5300万円の売り上げを計上していました。
しかし、主力の低価格帯の商品は収益性が悪く、少子化に伴う学校向けの納入も減少したことで業況が悪化。2024年8月期には売り上げが約1億円にとどまりました。
新たな需要をとらえられる商材もなく、資金繰りも厳しくなったことから9月26日に事業を停止し、今回の措置に至りました。
負債は債権者25人に対し約7300万円です。
