東京にある民間のシンクタンク「ブランド総合研究所」は2025年の都道府県魅力度ランキングを発表しました。

この調査は1047の地域(1000市区町村・47都道府県)を調査対象とし、6月から7月にかけてインターネットで実施したものです。「認知(地域が知られているか)」「魅力(地域がどのように評価されているか)」という大きく分けて2つの指標、90項目を尋ね、3万3449人から回答を得たということです。その結果、岡山県は前年から順位を6つ下げ、38位となりました。

細かい調査項目をみてみます。「とても魅力的」から「全く魅力的でない」の5段階で回答する項目では、岡山県を「とても魅力的」と答えた人の割合が2024年の5.4%から5.7%に増えたものの、「やや魅力的」と答えた人の割合が2024年の32.3%から27.6%に減っています。

また、地域資源評価の中で「自然が豊か」と答えた人の割合も2023年は30位だったのが、2024年は36位、今回は37位になりました。

岡山県に関する情報の接触経路について、「旅やグルメに関するテレビ番組」は47位と全国最下位になったほか、「旅行・観光情報サイト」は43位、「旅行・グルメに関する記事やガイドブックなど」が44位でした。

また、「食事がおいしい」は2024年は33位でしたが、今回は43位、「地元産の食材が豊富」が2024年は34位でしたが、今回は38位でした。この調査を行った、ブランド総研の田中章雄社長は食のイメージがやや低下しているのではないかと分析しています。

近県では香川県が前年から順位を1つ下げ、27位になりました。

岡山県以外の中国地方のほかの4県では広島県が前年から順位を2つ上げ、14位、鳥取県が前年と同じ44位、島根県が前年から順位を4つ下げ、42位、山口県が前年と同じ、43位でした。

岡山放送
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