1990年の就航以来、35年間活躍してきたクルーズ船が、高松港では見納めになりそうです。2026年5月の引退が予定されているクルーズ船「にっぽん丸」が10月8日朝、高松港(サンポート高松)に入港します。
「にっぽん丸」は総トン数が2万2472トン、全長166.7メートルで、東京の商船三井クルーズが運航しています。
◆高松港には2000年初入港
同社の発表によりますと、1990年の就航以来、航行距離は約533万キロ(地球約133周分)国の内外にある400以上の港に寄港、これまでに60万人以上が船旅を楽しんできたということです。
香川県によりますと、2000年にサンポート高松に初入港していて、寄港は今回が最後になるということです。
◆入港・出港時刻は? 引退までの中四国地方 入港予定は
今回、「にっぽん丸」は瀬戸内国際芸術祭などを楽しむ観光客を乗せ、10月8日午前7時ごろ入港予定です。翌9日の午後1時半頃、高松城鉄砲隊の火縄銃の演舞に見送られながら、高松港を離れ、韓国・釜山に向かう予定です。
▽「にっぽん丸」引退までの中四国地方寄港予定(10月6日現在の情報)
(2025年)
11月8日 小豆島
12月16日 小豆島
12月17日 高知
12月21日 宇和島(愛媛)
12月24日・25日 徳島
(2026年)
4月11日 松山
4月29日 仙崎(山口)
※チャータークルーズは除きます。