諏訪神社の秋の大祭「長崎くんち」はいよいよ7日からです。
本番を前に各踊町は、庭見せで奉納の準備が整ったことをまちの人に知らせました。
団扇を持つ万歳と鼓を持って踊る才蔵の衣装。
阿蘭陀万歳を奉納する新橋町の庭見せの会場は料亭「一力」です。
庭見せでは踊町が本番で使う曳物や衣装などを飾り、出演者に届いたお祝いの品を並べて町内の人たちに披露します。
新橋町 山本 卓 実行委員長
「我々も傘鉾や本番の衣装を見るのが庭見せが初めてなので僕たちも楽しみにしているし、見に来てくれる皆さんには楽しみにしてきてほしい」
KTN記者
「くんち本番と同様、本物のイセエビが並んでいる。3日は雨のため船にはビニールがかかっているが、近くで見ると大迫力」
賑町の「大漁万祝恵美須船」には雨よけが・・
訪れた人は傘をさして会場を巡ります。
マグロの頭やタイなどはすべて本物。
海の船を奉納する町ならではのこだわりです。
賑町 長采 立岩 直樹さん
「庭見せがきたらもう本番だなと思ってわくわくしてくる」
「1 週間ぐらい前からこの天気の予報だったので、なんとか晴れてくれないかなと思っていたけど、本番晴れてくれればいいなと思っている」
この雨の影響で予定を変更した町もありました。
「詩舞」と「曳壇尻」を奉納する新大工町は雨に濡れるのを避け壇尻の展示を見送りました。
それでも大勢のくんちファンが訪れ、もみじが美しい傘鉾や衣装などを写真に撮って楽しんでいました。
新大工町 根曳 村田 蔵維さん
「2日は(曳壇尻の)飾りつけや掃除をして稽古の時よりも豪華になったし、とてもきれいな曳壇尻になっていたので回すのが楽しみ」
ベルナード観光通り。
多くの人が立ち止まって眺めていたのは榎津町の「川船」です。
74年前、1951年に作られた総ヒノキの白木の船です。今でも大切に使われています。
訪れた人は
「遠目からしか見ないので、こんな間近で下から見上げるところが迫力がある。下がこんな風になっていたんだとかが分かる。上ばかり見ているので」
こちらは根曳の衣装です。
青い着物に白く荒い波しぶきで激流を描いています。