トランプ大統領の18歳の孫娘が自身のアパレルブランドを立ち上げ、その宣伝用写真をホワイトハウス内で撮影し「公的施設を私的利益に使った」と批判が噴出している。ホワイトハウスは「撮影は禁止されておらず、政府の承認もないので問題はない」とコメントしている。
ホワイトハウス内で“宣伝写真”撮影
アメリカ・ワシントンで9月26日、ホワイトハウスから出てきたトランプ大統領。すぐ横にはリュックを背負った女性の姿があった。

その女性は、カイ・トランプさん。トランプ大統領の孫娘だ。カイさんはトランプ大統領の長男、ドナルド・トランプ・ジュニア氏の娘で現在18歳、11人いる大統領の孫の中で最年長だ。
トランプ氏と同じくカイさんもゴルフが大好きで、その腕前はプロに匹敵するほどだという。SNSでの注目度も高く、2024年のアメリカ大統領選ではSNSなどを駆使し、トランプ氏の返り咲きを後押しした。

そんなカイさんは、2025年9月に初のアパレルブランドを立ち上げた。売り出したのは、自身のイニシャル「K・T」がプリントされた白・黒・紺の3色のスウェットシャツで、価格は約1万9000円だ。
カイさんは自身のインスタグラムに動画を投稿し、「皆さんの応援には本当に感謝しています。私にとって、とても大きな意味があります。夢が叶った瞬間なのです」と喜びのメッセージを発信した。

しかし、そのアパレルブランドの宣伝用写真をホワイトハウス内で撮影したとして、物議を醸す事態となっている。