連日、各地でクマの被害が相次いでいますが、世界遺産「白川郷」で知られる岐阜・白川村で外国人観光客の男性がクマに襲われてけがをしました。
白川村によりますと、5日午前8時半ごろ、白川郷を歩いて観光していたスペイン人の男性(40)が、背後からクマに襲われました。
クマは体長1メートルぐらいのツキノワグマの子グマとみられ、男性は右腕に擦り傷を負う軽いけがをしました。
現場は荻町展望台行きのシャトルバス乗り場付近で、村は午後からシャトルバスを運休したほか、半径約1km圏内の村道や遊歩道を通行止めとしています。
白川村では2025年4月以降、クマの目撃情報が例年の3倍近い約90件寄せられているということです。