佐賀県の玄海原子力発電所での事故を想定した長崎県 原子力防災訓練が松浦市や佐世保市などで行われました。

原発から10キロ圏内の松浦市鷹島町です。

2024年1月の能登半島地震の教訓を踏まえ、陸路が寸断された想定とし、数年ぶりに 船で避難する訓練に切り替えました。

住民
「車で行くにしても原発に近寄っていくので、船の方が遠ざかるにはそれがいいと思う」

県原子力防災訓練は、佐賀県で震度6弱の地震が発生し、玄海原発4号機の原子炉の冷却水が漏れ、敷地内の放射線量が上昇した想定です。

住民や、行政など86機関の約1200人が参加しました。

原発から30キロ圏内の松浦市中心部の市民が避難する想定の川棚町では、移動に使ったバスや住民の衣服などに、放射性物質がついていないかを確認しました。

大石賢吾 知事
「(県民が)何が起きても安全に過ごせることを目指して平時からの取り組みを充実させたい」

大石知事は訓練の課題を整理し、国への財政措置などを要望するとしています。

テレビ長崎
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