9月新潟県議会は一般質問が行われ、柏崎刈羽原発の再稼働に関し、花角知事は国などが整備する避難道路の完成を待たず、自身の判断を示すとの考えを述べました。

10月3日の一般質問では、1日に公表された柏崎刈羽原発の再稼働に関する県民意識調査の途中経過を踏まえた質問が相次ぎました。

【未来にいがた 小島晋 県議】
「原発再稼働にあたっては、東京電力が原発を運転することへの信頼が担保されることが重要と考えるが、現時点における東京電力に対する県民の信頼についてどう受け止めているのか」

これに対し、花角知事は原子力規制庁が東電の運転適格性を認めているとしたうえで、東電が社内体制を強化し、国も監視を強めているとして次のように話しました。

【花角知事】
「これらの取り組みが県民に理解され、信頼回復につながっていくかどうか見極めてまいります」

また、国と県が整備を進めている原発から6方向に伸びる避難道路について…

【リベラル新潟 小泉勝 県議】
「避難路が実際に完成し、県民の命と財産が守れることが明確になった段階で判断を行うべきと考える」

【花角知事】
「相当の時間がかかる中で、どんなふうにして進んでいくのか、そうした情報が明らかになってくる段階でも、県民がどうそれを受け止めたかということを見極めて判断してまいりたい」

完成を待たずに自身の判断を下す考えを示しました。9月県議会は10月21日まで開かれます。

NST新潟総合テレビ
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