秋のフルーツの代表格、シャインマスカット。
強い甘みが特徴のこの人気フルーツが、2025年は異例の安値となっています。
山梨・笛吹市にある野澤観光農園は今、ブドウ狩りシーズンの真っただ中にあります。
こちらでは大人2200円でシャインマスカットやピオーネなどが1時間、食べ放題です。
2025年は、シャインマスカットの出来に例年と違いがあるといいます。
野澤観光園・野澤誠生さん:
今年は粒と房が小さいのが特徴です。(Q. 粒が小さい要因は?)今年(生育に)ちょうどいい時期に高温が続いたり。(Q. 高温はシャインマスカットにとって?)よくないです。
記録的な暑さの影響を受け、2025年はシャインマスカットの粒が小型化。
例年のサイズと比較すると一目瞭然です。
肝心の味は、粒は小さくても甘みや香りは変わらず、本来の味だといいます。
2025年のシャインマスカットを巡っては、店頭での価格にも変化が起きていました。
東京都内のスーパーでは、高級ブドウとして知られるシャインマスカットがお手ごろ価格で並んでいました。
その安さには、買い物客も「びっくりするくらい安いです」「安い安い、半分くらいでしょ値段が。598円って、普通だとやっぱり900円とか1200円するじゃないですか」とビックリ。
一体、なぜなのでしょうか。
アキダイ・秋葉弘道社長:
今年というか、シャインマスカット始まって以来の安さですよ。生産量が非常に多いというのはありますよね。生産者がいろいろなブドウをやめて、どんどんシャインマスカットになっていった。
シャインマスカットそのものの生産量が増えたことで、手に取りやすい価格になってきているということです。