京都市は、3日、ホテルや旅館などの宿泊税について、最大で1万円まで引き上げる方針に総務大臣が同意したと発表しました。
京都市は、宿泊料金に応じて設定している宿泊税の上限を、最大で現在の10倍となる「1泊1万円」に引き上げる方針で、3日、総務大臣が引き上げに同意したと発表しました。
京都市は、来年3月1日以降の宿泊からの適用を目指していて、「1泊1万円」は、定額制では全国で最も高い金額となります。
【京都市 松井孝治市長】「おもてなしの気持ちをしっかり持って、持続的な京都の観光都市、観光文化都市としての魅力をさらに発言していきたい、そのための貴重な財源にさせていただきたい」
宿泊税の引き上げにより、来年度の税収は現在の2倍以上の126億円が見込まれています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年10月3日放送)
京都市の発表によると、宿泊料金※1(1人1泊につき)かかる 税率(税額)※2は来年3月1日から以下のように変更されます。
・6000 円未満 200円(据置き)
・6000円~2万円未満 400円(現在200円)
・2万円~5万円未満 1000円(現在500円)
・5万円~10万円未満 4000円(現在1000円)
・10万円以上 1万円(現在1000円)
※1 「宿泊料金」とは、宿泊の対価として支払うべき料金であって食事代や消費税等を除いたもの(素泊まり料金)。
※2 法令上、税額を算出する際に課税標準に適用する一定の率を「税率」といいます。例えば、宿泊料金1万円の施設に2泊した場合、 課税標準(宿泊数:2泊)×税率(400円)=税額(800円) となります。