大分県宇佐、豊後高田、国東の3市が共同で整備する広域ごみ処理施設の事業者選定を巡り市長によるトップ会談が1日行われましたが今回も結論は出ませんでした。

この施設は宇佐市と豊後高田市、国東市が宇佐市内に整備し現在試運転が行われています。

供用開始は12月を目指していますが、運営を担う事業者の選定方法がいまだ決まっていません。

これまでの会議では価格や実績などの総合点で決める「総合評価方式」を主張する宇佐市と価格を重視する「要件設定方式」を主張する豊後高田市で意見が対立し、折り合いがつきませんでした。

1日、各市長が参加した7回目の会議では事務局が提案した折衷案を話し合う予定でしたが、豊後高田市が新たな案を提示したこともあり結論が出ませんでした。

◆豊後高田市 佐々木市長
「向こうの出した案に対案を示した。円満な形が模索出来ればいい」

◆宇佐市 後藤市長
「期日を守るのも責任でもあるので、そこに向けて総合評価という方式であれば納得出来ると考えている」

12月に供用を開始するためには10月初めまでに選定方法を決める必要があり事務局は「次の会議では決めたい」としています。

テレビ大分
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