大分県中津市に住む60代の男性が架空料金請求詐欺の被害にあい、6万円をだまし取られました。

警察によりますと9月27日、男性が自宅のパソコンで動画を視聴していたところ突然、パソコンの画面に、「トロイの木馬型スパイウェアに感染した」という内容の警告とともに、サポートセンターの電話番号として『010』から始まる電話番号が表示されました。

男性がこの電話番号に電話したところ、片言の日本語を話すソフトウェア会社職員を名乗る男が出て、男から電話で指示されるままパソコンを操作したところ、画面に「3年保証(3万円)、8年保証(8万円)」等という修理料金のプランが表示され、どのプランにするのか尋ねられました。

男性は、3万円の3年保証を選んだところ、その男から「支払い方法はクレジットカード、電子マネーカードのどちらかを選べる」などと説明され、男性はコンビニエンスストアで電子マネーカード3万円分を購入し、そのカードの利用番号をその男に伝えました。

すると、その男から「番号が違う。新しく電子マネーカードを買い直す必要がある」などと言われたため、男性は再度コンビニエンスストアで電子マネーカード3万円分を購入し、その男に利用番号を伝え2回にわたり、合計6万円分の電子マネーカードの利用権をだまし取られる被害にあいました。

警察は「電子マネーでの支払いを要求された場合は詐欺を疑い、相手に電子マネーの利用権を教える前に家族や警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けています。

テレビ大分
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