先週、クマに人が襲われた札幌。
9月30日の朝、南区ではクマ3頭が出没し、うち2頭が駆除された。
札幌市南区でクマ出没
暗闇を歩く1頭のクマ。
午前3時50分ごろ、札幌・南区藤野の公園近くで、市が設置したカメラが、クマの姿を捉えた。

その南区藤野では、9月30日の朝、近くに住む男性がクマを目撃。
通報を受けて駆けつけた警察官が、付近で親子グマ3頭を発見した。
このうち、シカのわなにかかっていた子グマ1頭と、そばにいた親グマのあわせて2頭を猟友会のハンターが駆除した。
もう1頭の子グマの行方は分かっていない。
「(もう1頭の子グマの)気配はなくなっているが、周囲に住む人は注意をしてもらいたい」(札幌市環境共生担当課 坂田一人課長)
現場は住宅から100メートルほどの場所で警察などはパトロールし、注意を呼び掛けている。

西区では「ヒグマ警報」が
一方、26日夜に、散歩中の男性がクマに襲われた西区の平和丘陵公園。
住民の警戒が続いている。
「(ゴミ出し)いままで気を付けたことはないけど、気を付けなければいけない」(住民)

9月29日、公園と林の境界に電気柵が設置されたが、暮らしにも影響が出ている。
「(Q:外で遊べないのはなぜ?)クマが出るから」(子ども)
道は西区にヒグマ警報、中央区や南区などに注意報を出し、クマへの注意を呼び掛けている。
