サイバー攻撃による「アサヒグループホールディングス」のシステム障害は、発生から3日目となりました。
依然として復旧のめどは立っておらず、長期化した場合の影響への懸念が出ています。
大規模なシステム障害は現在も続いていて、国内の受注や出荷、生産が止まっています。
大手3社の飲食店向けの樽生ビールは、いずれかの会社の倉庫に集めた上でまとめて配送されるケースがあり、アサヒの倉庫からキリンやサッポロのビールを共同配送する場合、遅れがでているということです。
アサヒビールを提供する丸源ラーメンの一部の店舗では、調達ができなくなった場合、代替品を検討する可能性もあるとしているほか、東京都内の飲食店は、「5日ほどは在庫で何とかなりそうだが長引いた場合、影響が心配だ」と話しています。
システム障害が今後も続いた場合、出荷方法の検討なども課題になりそうです。