秋が深まり、芋煮・シャインマスカットなどさまざまな秋の味覚について伝えてきたがきょうは「栗」。猛暑や雨不足が心配されたが、例年に比べ大きな栗が実ったそう。
米沢市簗沢にある栗園「麦わらぼうし」。
広さ3ヘクタールの広大な敷地に、約600本・15品種の栗の木が植えられている。
(麦わらぼうし・鈴木藤英代表)
「今年は夏場の高温や少雨が心配されたが、平年並みの作柄で維持している。例年よりは粒が大きいものが収穫されている」
9月13日に今シーズンの営業を開始したこの栗園では、おとな500円、中学生まで300円で栗拾いを体験できる。
(麦わらぼうし・鈴木藤英代表)
「開いている栗がいい状態。イガがどの木から落ちたのか見るとわかる。慣れてくると下を見ないで枝ぶりを見る」
代表の鈴木さんに教えてもらいながら拾い続けると、約20分でカゴいっぱいの栗・約1キロを拾うことができた。
収穫した栗は、品種によって100グラム110円~150円で持ち帰ることができる。
「麦わらぼうし」の栗拾い体験は10月20日まで。
そして併設されたカフェでは、園内で採れた栗を使ったとっておきのメニューを食べることができる。
中でも特徴的なメニューが「栗カレー」。
ふっくらとたき上げただしが香る「栗ご飯」。
それに鈴木さんがスパイスを調合し、トマトと玉ねぎをじっくり煮込んだこだわりのカレー。
ちょっと驚きの組み合わせだ。
(リポート)
「カレーがスパイシーだが、そのあと栗の甘さが味を包んでくれて、栗ご飯とカレーの相性がとってもいい。おいしい。新しい秋の味覚」
(麦わらぼうし・鈴木藤英代表)
「お客さんに『カレーと栗は合うのでは』と言われ、最初半信半疑だったが意外と合うのではないかと、自分で作ったカレーと合わせたらけっこういけた。ちょっと挑戦して提供してみた」
そして栗を使ったスイーツといえばやはり、「モンブラン」も人気の一品。
(リポート)
「濃厚。栗の香りがしっかりと口に広がって、そのあと栗の甘露煮でさらに追い栗。栗の香りがさらに広がって、口の中が栗畑のよう。とてもおいしい」
このカフェでは、11月末まで栗を使ったメニューを楽しむことができる。
(麦わらぼうし・鈴木藤英代表)
「お天気のいい日や友達・家族でぜひ来ていただき、のんびりと秋の1日を過ごしてもらえたら」
「栗カレー」には驚いたが、東アナウンサーに聞くと「本当においしかった」とのこと。
家でも試してみたいと思えた。
「麦わらぼうし」では15品種の栗があり、大きさはもちろんそれぞれ甘みや風味が違うということで、食べ比べも楽しそう。