岩手県内で増加する特殊詐欺の被害を防ごうと、雫石町在住の漫画家が「被害防止サポーター」を務めることになり、9月29日に県警から委嘱状が手渡されました。

「特殊詐欺等被害防止サポーター」に委嘱されたのは、雫石町在住の漫画家・そのだつくしさんです。

交付式では、県警の藤林隆博生活安全部長からそのださんに委嘱状が手渡されました。

そのださんは、新聞で4コマ漫画を連載するなど幅広い年代から人気を集めていて、29日はさっそく、直筆のイラストを見せて特殊詐欺被害の防止を呼びかけました。

県警によりますと、2025年の特殊詐欺被害の認知件数は8月末時点で92件と前の年の同じ時期を63件上回っていて、被害額の合計は4億8026万円(前年同期比+2億323円)に上っています。

漫画家 そのだつくしさん
「(不審な)電話がきた時点で、深呼吸を3、4回すれば絶対に気付く。怪しい電話は出ないよう、私自身気をつけたい」

「被害防止サポーター」の任期は29日からで、そのださんは連載中の漫画などを通して特殊詐欺への注意を呼びかけていきたいとしています。

岩手めんこいテレビ
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