福山市で、同級生をナイフで殺害しようとした疑いが持たれている17歳の少女について、広島家裁福山支部は、医療少年院に送致する決定を下しました。

福山市の通信制高校に通っていた少女は、今年5月、果物ナイフで同級生3人の肩や背中周辺などを刺して殺そうとしたとして、家庭裁判所に送致されていました。

29日、広島家裁福山支部で開かれた審判で松本英男裁判長は、「逆恨みや妬みの気持ちなどから非行に及んでおり身勝手。社会に与えた影響も大きい」と指摘。

一方で、「自身の課題へ取り組もうとする姿勢を見せていて、保護処分による矯正が可能。適切な医療措置をとり、十分な矯正教育を施す必要がある」として、少女を医療少年院に送致する決定を下しました。

テレビ新広島
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