住宅を訪れ、必要のない屋根の修繕工事の契約をさせようとした罪に問われている男2人の初公判で、2人は起訴内容を否認しました。

起訴状などによりますと神奈川県綾瀬市の自営業・小川慶徳被告(38)と府中町の会社員・山下公一郎被告(30)は、他の2人と共謀して、去年9月と今年2月に広島市などの住宅を訪れ、「板金がはがれているので台風などの強風で板金が落ちる可能性がある」などとウソを言い、工事契約を勧誘した罪に問われています。

29日、広島地裁で開かれた初公判で、小川被告は「嘘を言って契約をとろうとはしていない」山下被告は「実際に板金が浮いていたから言っただけだ」と、いずれも起訴内容を否認しました。

冒頭陳述で検察側は「台風などで落ちると周りに迷惑をかけるなどと住民の不安をあおり、屋根の工事契約をさせた」と指摘しました。

次回の裁判は来月27日に行われます。

テレビ新広島
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