香川県内に住む60代の女性2人が、警察官をかたる特殊詐欺などで合わせて約1億2000万円をだまし取られていたことが分かりました。
警察によりますと、2025年4月、香川県内に住む60代の女性の自宅に、警察官を名乗る男から「詐欺グループのメンバーを捕まえている。あなたのキャッシュカードを持っていた」と電話がありました。
そして、「調査にスマートフォンが必要」などと言われ、女性は、スマートフォンを契約し、メッセージアプリをダウンロードするよう指示されます。
今度は、アプリを通じて検察官を名乗る男から「あなたの預金を差し押さえる。差し押さえを避けるには、暗号資産を購入する必要がある」と言われ、購入した約8500万円分の暗号資産をだまし取られたということです。
また、県内に住む別の60代女性は、2025年5月、LINEグループで株の購入を勧められ、指定された口座に現金を振り込むなどして、3200万円をだまし取られたということです。
警察は、振込先が個人口座の場合などは、詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。