形は円ではなく、四角です。全国的にも珍しい四角い土俵での相撲大会が岡山県勝央町で開かれ、地元の小学生たちが伝統の取り組みを楽しみました。

四角い土俵で小さな力士たちが熱い戦いを繰り広げます。岡山県勝央町で続くこの相撲大会は約500年前に神社の奉納相撲として始まったとされ、現在では勝央北小学校の児童がその伝統を受け継いでいます。

全校児童199人が学年ごと2組に分かれ、4メートル四方の土俵の上でぶつかり合いました。友人や地域の人たちの応援を背に熱のこもった取り組みを繰り広げ、会場は大いに盛り上がりました。

(児童は…)
「とても楽しかった。負けて悔しい」
「角だから端に追いやられても、まだ耐えられそうな感じがするので丸と違っていい」
「あまりできない体験なので、忘れないようにしたい」

(保護者は…)
「地域のおじいちゃん、おばあちゃんから若い世代まで続いている行事なので、続いていくといいと思う」

500年の歴史を持つ四角い土俵の相撲大会。勝央北小学校は体育の授業に相撲を取り入れていて今後も地域の伝統をつないでいきたいとしています。

岡山放送
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