林官房長官は、与党が参院選の公約として掲げた2万円の現金給付について、「私だったらやらなかったかもしれない」と述べたことを「不適切な発言だった」として、陳謝の上で撤回した。
自民党の総裁選に立候補する林長官は、21日のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演。
林長官は、18日のインターネット番組での現金給付を巡る「私だったらやらなかったかもしれない」発言について問われると、「本当に不適切な発言だったので、お詫びして取り消したい」と述べた。
そして、「一緒に決定に携わっているわけだから、この発言はちょっとなかったなと思っている」と反省した。
総裁選に勝利した場合の対応について問われると、「2万円の現金給付についての協議は、まだ与野党で始まっていない。自民・公明の間でどうするかというということだ」と述べた。
また、「(ガソリン税の)暫定税率など、色々な枠組みがあるが、基本的には公党間の協議なので、引き継いでいくべきだ」との考えを示した。