16日、熊本・玉名市の川に架かる橋の欄干に設置されていた金属製の板4枚が、いつの間にかなくなっていた。管轄する事務所は警察に被害届を提出するとしていたが、17日にこのニュースを報じると、盗まれたとみられる金属板が熊本市内で発見された。

橋の「金属板」なくなる…高騰する金属を狙ったか?

熊本・玉名市の川に架かる橋に起きた異変。
橋の欄干に設置されていた金属製の板4枚が、いつの間にかなくなっていたのだ。

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被害が確認されたのは、玉名市の繁根木川に架かる富尾橋。
16日の午前中、付近をパトロールしていた国交省熊本河川国道事務所の職員が、板がないことに気づいたという。

FNNが現場を取材すると、付近には金属板を固定していたとみられる橋と同じ色の塗料がついたボルトなどが落ちていた。

高騰する金属を狙い盗んだのだろうか。

周辺にある他の橋では被害は確認されていないものの、管轄する事務所は警察に被害届を提出するとしていた。

事態が急展開…“消えた金属板”買い取り業者が発見

しかし、このニュースを17日に報じたことで、事態が大きく動く。

盗まれたとみられる金属板が、熊本市内で発見されたのだ。

T・Sトレーディング 西口司常務:
たまたまうちの従業員が熊本ニュースを見ていて、「うちに入ってきているんじゃないか?」ということで調べたら、報道の通りの銘板があったので、これは盗難品だっていうことで通報。

この業者によると、問題の金属板は別の専門業者から複数回にわたって買い取った400キロの金属の中にあったという。

400キロの金属の中には、「佐賀」と記された板など熊本県以外の金属板も複数確認できる。

また、問題の金属板を最初に売りに来たのは男性だったという。

T・Sトレーディング 西口司常務:
(金属板の)材質は砲金。銅が主に85%以上入っている。(砲金は)キログラム900円から1000円ぐらいで買い取っている。(盗難は)非常にやめてほしい。業界全体が悪く見られがちなので…。

この業者は警察に通報しているが、金額にして40万円前後の被害が生じているということだ。
(「イット!」9月19日放送より)

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