日本サッカー協会の宮本恒靖会長(48)が9月19日、岡山県の伊原木隆太知事を表敬訪問しました。サッカーJ1、ファジアーノ岡山の新スタジアム整備に向けて機運が高まる中、どんな話をしたのでしょうか。

午後5時ごろ、かつて日本代表のキャプテンも務めた日本サッカー協会の宮本会長が県庁に姿を見せました。2024年3月の就任以降、全国を視察していて、会長として岡山県を訪問するのは初めてです。

岡山とサッカーを巡る最もホットな話題は、県が運営するファジアーノのホームスタジアムです。収容人数は約1万5000人ですが、これまでの試合でもホーム側のチケットが全て完売し、観戦したくてもできない人が多くなっています。サポーターなどは新スタジアムの整備を求めてこれまでに約33万人分の署名を集めています。

宮本会長と伊原木知事との会談は一部非公開となりましたが、終了後、宮本会長は報道陣にこのように語りました。

(日本サッカー協会 宮本恒靖会長)
「サッカー専用スタジアムではなく、サッカースタジアム。サッカーをする場所ではあるが、それ以外の用途もあるというのが理想。(スタジアムが)できれば岡山の皆さんにとって地域に誇りになるものが生まれる。その原動力になっているのがファジアーノ」

一方、スタジアムの方向性を示していない伊原木知事は。

(岡山県 伊原木隆太知事)
「日本全国いろいろな場所でスタジアム建設の事例ができていて、上手くいった場合には地域のスポーツが盛り上がるということを教えてもらった。いち県民・いちサッカーファンということで言えばアクセスの良いところにみんなが集まれるスタジアムがあればいいなと思うのは事実」

宮本会長は19日夕方、JR岡山駅前で、新スタジアムを求める署名活動に参加しました。

岡山放送
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