人口減少が進む中、公共交通を守るため岡山市が進める路線バスの再編計画についてです。利用者の少ない郊外で効率的に運行できる小型の車両が9月19日にお披露目されました。

お披露目されたのは、ワンボックスの車両で、運転手を含めて10人乗りのタイプと、車いすを乗せられるタイプの2種類があります。車体は一般の投票で選ばれたシャインイエローで、路線の愛称「FLAt」の文字がデザインされています。

この計画では、利用者の多い中心部を「幹線」として従来と同じ大型バスを運行する一方、郊外を「支線」に位置付け小型の車両で効率的に運行します。市が車両を準備した上で民間事業者が運営する「公設民営」の形を取り、すでに一部の支線でバスタイプの小型車両が運行しています。

新しいワンボックスの車両は、10月1日から高島・備前原線と東山・操南台団地線で導入され、他の路線にも広げていく予定です。

(岡山市交通政策課 金川伸也課長)
「全国的にも減便・廃止が進んでいる、その中で持続可能な公共交通をどう実現していくか、岡山市だけでなく全国的にも課題、しっかり取り組んでいきたい」

市では、2027年度にかけ10の方面の17路線を再編することにしています。

岡山放送
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