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プレスリリース配信元:セイノーラストワンマイル株式会社

-これまでの統計では捉えきれないコミュニティー配送という選択肢-

セイノーラストワンマイル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:河合秀治、以下SLO)は、コミュニティー配送や自家物流的な領域のラストワンマイルも日々の暮らしを支えるものと捉え、PostLink AllianceやHanaLogiを通じて、こうした領域を整理し、今後も社会全体の物流品質に貢献してまいります。

■コミュニティー配送や自家物流的な領域ラストワンマイル
国土交通省が毎年発表する宅配便取扱個数やメール便取扱冊数、日本の物流全体を把握するうえで不可欠な指標です。
一方で、統計は明確な定義と基準で集計されるため、同じ「ラストワンマイル」であっても対象外となる分野が存在します。
そこには、日々の生活を支えながらも、形態が多様で複雑なため統計上は一律に表現することが難しい配送や配布が含まれます。 令和6年に国土交通省より発表された宅配便503,147万個、メール便334,477万冊と統計されています。ここには記載されない分がSLOグループだけでメール便は27,259万冊あります。





SLOは、こうした分野を「統計を補完するもう一つのラストワンマイル市場」と捉え、各領域に応じた事業を展開しています。


■多様化する生活ニーズと現場課題
近年、生活者の購買行動や受け取り方が大きく変化しています。
ネットスーパーやECの拡大により、少量・高頻度・短時間配送が急増し、非対面ニーズが高まる中、置き配が急速に普及しています。
また、サブスクリプションや小型商品の増加で小荷物特化型配送サービスへのニーズも拡大しています。
一方で、フリーペーパーやチラシなどの紙媒体は市場全体として減少傾向にありますが、依然として地域に密着した情報を届ける手段として一定の役割を果たしており、地域社会における生活情報の提供に欠かせない存在です。

しかし、これらは従来の「宅配便」「メール便」という二つの分類だけでは捉えきれず、現場には多様化に伴う課題が山積しています。
SLOはこの新たな領域を支える仕組みづくりに挑んでいます。

~各分野の特徴とSLO事業会社の役割~



【ネットスーパー宅配(SLO事業会社:ココネット)】
ネットスーパー宅配は、注文から数時間以内に商品を正確かつスピーディーに届けることが求められる分野です。特に、需要が集中する時間帯への対応や、安定した人員確保が大きな課題となります。
この領域は、SLO事業会社であるココネットが担っており、店舗との連携からラストワンマイルの運営(配送現場やお届けに付随する運営)まで一気通貫で対応しています。
地域に根ざした担い手ネットワークと自社運営による品質管理で、安定した配送サービスを実現しています。

URL:https://www.coconet.co.jp/

【置き配(SLO事業会社:LOCCO)】
置き配は、非対面で完結する配送スタイルであり、再配達削減や顧客利便性向上につながる一方、建物ごとのルール管理や盗難防止・天候対応など、きめ細かな対応が必要です。
この領域は、SLO事業会社であるLOCCOが中心となり、建物ごとの置き場所情報やルールをデータベース化し、現場スタッフが安心して置き配を実施できる仕組みを整えています。
都市部での非対面ニーズ拡大にも柔軟に対応し、安心・安全な置き配サービスを推進しています。また、令和6年の調査結果では、お届けした商品の約10.4%※1が再配達となっています。LOCCOでは再配達率が2.8%であり、配達1個を一般的な宅配サービスからLOCCOに変更することで、平均して" 樹齢30年の杉の木が1か月に吸収する分のCO2 "の排出削減ができるため、環境へ配慮したサービスとしての価値も提供しています。
※1. 国土交通省 報道発表資料https://www.mlit.go.jp/report/press/tokatsu01_hh_000791.html

URL:https://locco.co.jp/ 


【コニポス(小荷物配送)(SLO事業会社:地区宅便・日祐)】
ECやサブスクリプション商品の拡大により、宅配便よりも小型で高頻度な荷物を効率的に届ける新サービスが求められています。
SLOが展開する「コニポス」は、SLO事業会社である「地区宅便」と「日祐」のメール便サービスを基盤に構築され、これまで培ってきた細やかな投函・仕分け・誤配防止のノウハウを活かしています。
さらに、この新しい小荷物配送を地域全体で持続可能な仕組みにするため、地域配送会社とともに「PostLink Alliance(ポストリンクアライアンス)」を始動しました。
PostLink Allianceは、地域に根差した配送事業者とSLOが協力し、複数の荷主の荷物を共通の配送ネットワークで運ぶことで、地域全体で効率性と品質を両立させる共創の仕組みです。
これにより、地域における小荷物配送市場の活性化と持続可能なビジネスモデル構築を目指しています。今月9月には北関東、東北エリアへとネットワークを拡大し、その後東海・中国・四国・九州エリアへも展開を予定しています。

コニポスはこちら
PostLink Alliance はこちら
 

【フリーペーパー配布・地域のショートワーク(SLO事業会社:リビングプロシード)】
フリーペーパーやチラシ配布は市場全体として縮小傾向にありますが、地域に密着した情報を届ける重要な役割を果たし続けています。
この領域は、SLO事業会社であるリビングプロシードが担っており、全国8,000人以上の「エリアパートナー」と呼ばれている、地域に根付いたスタッフによるお届け事業を展開しています。
エリアパートナーは単に配布を担うだけでなく、地域をキーワードに、地域住民に近い立場で様々なショートワークにも携わっています。
例えば、施設の清掃や軽作業支援、空き地・空き家調査など、地域の多様なニーズに応える活動を行い、地域社会を支える重要な担い手として活躍しています。また、リビングプロシードでは「無理なく・ながく・はたらく」をテーマに掲げ、働く一人ひとりを尊重し、それぞれのライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を提供しています。そのため、シニア層から子育て世代まで、幅広い方々が地域で活躍できる環境づくりに寄与しています。

URL:https://lps.co.jp/
 

~HanaLogi:ドライバー育成で業界課題を解決~

ラストワンマイルを担う人材不足は、物流業界全体の大きな課題です。
SLOはこの課題に対し、ドライバー育成プログラム「HanaLogi」を立ち上げました。

「HanaLogi」は、配送業務に必要なスキルだけでなく、接客・安全運転・地域とのコミュニケーション力までを育成する包括的なプログラムです。
これにより、配送現場の担い手不足を解消するとともに、地域に根差したプロフェッショナルを輩出します。

HanaLogiで育成された人材は、ネットスーパー宅配やコニポス(小荷物配送)など各分野で活躍し、SLOのサービス品質を支える基盤となります。

HanaLogi はこちら


■PostLink AllianceとHanaLogiが生み出す新たな価値
SLOが推進する「PostLink Alliance」と「HanaLogi」は、コミュニティー配送や自家物流的な領域ラストワンマイルを支える二本柱です。PostLink Allianceがモノを効率よく届ける仕組みをつくり、HanaLogiそのモノを届ける人材を育てる仕組みをつくることで、社会全体で持続可能なラストワンマイルを実現します。



~統計を尊重し、社会価値を広げる~
SLOは、国交省統計を尊重しつつ、その対象に含まれない領域を補完する立場として活動を続けています。
統計と現場をつなぎ、生活者・事業者・地域がともに成長できる未来を目指します。

代表取締役社長コメント
「国交省が公表する統計は、日本の物流を理解するために不可欠な基盤です。 その一方で、コミュニティー配送や自家物流的な領域のラストワンマイルも日々の暮らしを支えています。
SLOはPostLink AllianceやHanaLogiを通じて、こうした領域を整理し、社会全体の物流品質向上に貢献していきます。」


[会社概要]
社名:セイノーラストワンマイル株式会社(SLO)
事業:ネットスーパー宅配、置き配、メール便、コニポス(小荷物配送)、フリーペーパー配布、
地域ショートワーク、人材育成プログラム「HanaLogi」
グループ構成:事業会社5社(ココネット、LOCCO、地区宅便、日祐、リビングプロシード)
所在地:東京都中央区日本橋人形町一丁目11-2 川商ビル3F(本社)
URL:https://slo.co.jp/

⚫︎本件に関するお問い合わせ
セイノーラストワンマイル株式会社 経営企画室 丸山/伊藤
E-mail:t-maruyama@slo.co.jp/t-ito@slo.co.jp
TEL:03-3667-0990

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