JR西日本広島支社は、倒木による長時間の運転見合わせを防ぐため、線路沿いの樹木を集中的に伐採する新たな取り組みを発表しました。

19日の会見でJR西日本広島支社の飯田稔督支社長は、西日本管内で7月から取り組みが始まっている集中伐採について説明しました。

集中伐採とは、航空レーザーで広範囲の斜面を効率的に調査し伐採箇所を選定した上で大型重機も投入して伐採するものです。
これまでは1本ずつ診断し人の手による伐採作業を行っていて、集中伐採はかなりの効率アップが見込まれるということです。

JR西日本によりますと、中国5県でも倒木による長時間の運転見合わせが増加し、この6年で25件から50件ほどに倍増しているということです。
近年の気候変動や樹木の老齢化、そのほか沿線私有地の管理不全が主な原因となっています。

【JR西日本広島支社・飯田稔督支社長】
「集中伐採の取り組みを展開することで倒木に対するリスクを少しでも小さくすることに努めてまいりたい」

JR西日本は、倒木防止のため効率的な集中伐採の取組みを進めるとともに私有地の伐採に関しては、関係各所へ協力を求めていくとしています。

テレビ新広島
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