他人のクレジットカード情報を使って商品をだまし取ったとして、中国籍の男2人が詐欺の疑いで逮捕されました。

 逮捕されたのは、埼玉県川口市に住む自称エンジニアの中国籍の男(30)と、住所不定・無職の中国籍の男(35)の2人です。

 2人は氏名不詳者らと共謀し、7月19日、京都市内の配送会社で、他人名義のクレジットカードを使って不正に注文された商品を、偽造したと見られる他人名義の身分証を示して受け取り、だまし取った疑いが持たれています。

 今年6月、北海道北見市に住む人から「クレジットカードで不正に取引された」と警察に被害申告があり、北見署が捜査。その過程で別の中国籍の男1人を逮捕し、そのSNS履歴などから、2人の関与が浮上し、逮捕に至りました。

 調べに対し2人は「間違いありません」などと容疑を認めています。

 警察は、中国人グループを中心とする”トクリュウ”型の犯罪組織による犯行とみています。

 <手口は以下の通り>

 1 スキミングやフィッシングなどで他人のクレジットカード情報を入手
 2 オンラインショップで不正注文
 3 名義人宅に届く前に宅配便業者の営業所止めにして、ニセの身分証で受け取り、転売

 2人は”闇バイト”に応募して、いわゆる”実行役”として関与したとみられていて、警察は背後にある組織の全容解明を進めています。

北海道文化放送
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