三菱UFJ銀行の貸金庫から金塊などを盗んだ罪に問われている元行員の女に懲役12年を求刑です。
山崎由香理被告(47)は三菱UFJ銀行の行員だった2023年から2024年にかけて、貸金庫から金塊3億3000万円相当などを盗んだ罪に問われています。
山崎被告はこれまでの裁判で「17億円から18億円分に手をつけた」と明かしていて、検察側は論告で「立場を悪用し、顧客からの信用を裏切った」とした上で、「被害結果は甚大」「前代未聞の犯行」と指摘し、懲役12年を求刑しました。
一方、弁護側は「事後的な被害回復が見込まれている」「更生に向けた活動は期待でき、再犯の可能性は低い」と主張しました。
最後に山崎被告は「罪を償って、少しでも多くの弁済に向けて真面目に働いて早期に社会復帰したい」と述べました。
裁判は結審し、判決は10月6日に言い渡されます。