吉野ヶ里町の男性職員が町長からのパワハラを訴えて、その後死亡した問題で、伊東健吾町長の発言をパワハラと認めた第三者委員会の報告を受け伊東町長が18日会見を開き謝罪しました。
【伊東健吾町長】
「誠に申し訳ありませんでした」
会見には、吉野ヶ里町の伊東町長と中島副町長が出席し、パワハラを認め謝罪しました。16日公表された第三者委員会の調査報告書によりますと、伊東町長が当時、町の財政協働課長に対し、唐突な配置転換と取れる発言をしていたことがパワハラと認められました。
【伊東町長】
「ご遺族にお会いして、直接お詫びを申し上げたいと思っております。職員に対してパワハラ言わなきゃよかった」
また町長は減給5分の1、3カ月、副町長は減給10分の1、1カ月とするほか、職員を対象にした研修などを実施し、再発防止に向けて取り組むとしています。
一方記者から今後の進退について問われると
【伊東町長】
「町民や議会の声を真摯に受け止めながら、私としては責任ある判断をしていきたいと思っております」と明言を避けました。
また、第三者委員会は、「パワハラと職員が死亡したこととの因果関係は別途検討が必要」としていて、これについて町は「遺族と協議した上で、必要に応じて実施する」としています。