岡山市がJR高島駅南口に整備した広場の利用が9月18日から始まりました。車の送迎スペースが新たに設けられ、課題となっていた朝夕の渋滞緩和が期待されます。
JR高島駅の南口に新たに完成したのは広さ約1200平方メートルの駅前広場です。18日は完成を記念して、関係者らによるテープカットが行われました。
(駅を利用する住民は…)
「今まで通路が狭くて歩きにくかった。一気に広がったので便利になった」
「車で来る人で渋滞していたのがこれで解消できたのでは」
高島駅の南口にはこれまで送迎スペースがなく、朝夕の通勤・通学の時間帯では送迎の車で混雑することが課題となっていました。
岡山市は2021年度から約3億9000万円をかけてこの広場を整備していて、一般車4台分の乗降場とタクシー乗り場、さらに車いすの人や高齢者などが優先的に利用できる乗降場が設けられました。また、屋根付きのスロープも整備され、広場を利用した人からは喜びの声が聞かれました。
(広場を利用した人は…)
「いつもは自転車置き場の方の階段を使う必要があったが(近くて)良かった」
(岡山市交通政策課 金川伸也課長)
「自動車の送迎で周辺道路が危険な状況になっていた。広場が整備されることで利便性・安全性が高まる」
通勤・通学時の混雑緩和へ、高島駅のさらなる利便性の向上が期待されます。