デジタル技術を使いビジネスモデルやサービスなどを変革する「企業のDX化」が進んでいます。岡山市の両備グループは9月18日、全国のバス業者と旅行会社をつなぐ新しいシステムを開発したと発表しました。
システムを開発したのは岡山市の両備グループが2025年6月に立ち上げた会社、「MIRAHOOP(ミラフープ)」です。貸し切りバスの受注や発注に関するシステムで、今まで紙やFAX、メールなどに依存していた従来の業務をデジタルで完結できる仕組みへと進化させました。これにより、見積もり作成などの業務時間が年間7500時間から2500時間に減少し、人件費に換算すると1カ月で約100万円が削減される想定です。
(MIRAHOOP 浅尾誠代表)
「この取り組みは業界全体の共存にもつながる。旅行会社、バス事業者が一体となってアナログからの脱却を図り、若い世代からも選ばれる魅力的な業界への転換を目指したい」
この新システムは18日から岡山エリアでの実証運用が始まり、2026年春には全国に向け順次エリアを拡大する予定です。