開催中の大阪・関西万博や10に月始まる瀬戸内国際芸術祭の秋会期など大規模な観光イベントを狙ったテロへの対応を確認しようと、JRと警察と消防による合同訓練が9月18日、備前市で行われました。

(運転士)
「備前片上駅入駅中に非常ボタンが押され、乗客から異臭がする、不審物があると連絡を受けた。乗客が倒れている」

訓練は約15人が乗った列車の2両目で不審物が発見されたという想定で行われました。乗客から知らされた運転士はJRの輸送指令に連絡した後、乗客を1両目に移動させ、安全を確保しました。そして職員からの通報で駆けつけた消防隊員がケガ人を救出し、警察のテロ対策部隊が不審物を撤去しました。

(JR西日本 田中章博東岡山管理駅長)
「関係機関と連携し、安全・安心運行が目的。リアリティを持って臨み、あまり体験できないことが身近に感じられた訓練だった」

(三竿雅義記者)
「JRは車内で異常があった場合はちゅうちょせず非常ボタンを押してほしいとしています」

また車内には非常用の懐中電灯や消火器が備えられていて、JRは有事の際には乗客にも利用してもらいたいとしています。

岡山放送
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