16日、南米ボリビアの刑務所で受刑者たちによる暴動が起きた。
政府から提供されるはずの食費が6カ月もの間、支払われていないというのが原因で、受刑者からは「腹が減った!空腹はつらい!」と悲痛な声が聞かれた。
「空腹はつらい」受刑者たちが暴動
南米ボリビアにある刑務所の屋上にずらりと並び、声を上げていたのは受刑者たち。

さらに門に押し寄せ、いまにも壊して外に出そうな勢いだ。
脱走しようとしているのだろうか。

実はこの暴動、受刑者たちが手にしている「ある物」と関係していた。
屋上でも、門の前でも受刑者が持っていたのは、鍋のフタ。
横断幕には、こう書かれていた。

「6カ月間、食料手当なし。空腹はつらい。平和的に抗議する」

政府から提供されるはずの食費が6カ月もの間、支払われていないというのだ。
受刑者:
腹が減った!空腹はつらい!

受刑者:
ここは非常事態に陥っている。食と健康を軽視してはいけない!
刑務所の前に暴動を聞きつけ、集まってきた受刑者の親族は「彼らはつらい時間をすごしているんです」と訴える。

この抗議活動の数時間後、警察が刑務所を制圧。ケガ人はいないという。
(「イット!」9月18日放送より)
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